矢部 咲紀子様インタビュー(プロフェッショナルSection 最優秀グランプリ)

第4回

プロフェッショナルSection

最優秀グランプリ

弦楽器部門総合1位

矢部 咲紀子

この度はプロフェッショナル弦楽器Section弦楽器部門総合1位とプロフェッショナルSectionグランプリという素晴らしい賞をいただき、大変感激しております。

本選の日から数ヶ月が経ちました。あの日は朝から雨が降っており、古都に建つホールがしとやかに美しく見えたことを思い出します。

「音楽を愛する全ての人に開かれたコンクール」「音楽はすべての境界を超え人と人との心を結ぶ」とのコンセプトそのままに運営の方々がどなたも親切でお優しく、同時に音楽に対する熱い思いが伝わってくるような、本当に素晴らしいコンクールでした。

また、グランプリの発表がレセプション会場で行なわれたので、審査員の先生方にお声をかけていただき、舞台上での立ち居振る舞い等、教えていただくことができ、大変勉強になりました。

私の実家は岡山県倉敷市ですが、小学3年生から母の運転で週に一度関西にレッスンを受けに来ていました。先生の笑顔や母とのおしゃべり、車の中で食べるおにぎりと熱いほうじ茶、レッスンで褒められた日もそうでない日も、幼い私には楽しいことだらけの往復6時間のドライブでした。

先生のお宅は神戸にあり、大阪には祖父母が住んでおり、京都には信頼する弦楽器工房があります。

この奈良も思い出すたびに心が暖かくなる、私にとって特別な地となりました。

いつの日か、またこちらで弾かせていただく日が来ますよう、精一杯努力して参ります。

これからも末長くご指導よろしくお願い致します。

■コンクール参加のきっかけ

大阪に住む祖父母に演奏する姿を見せたくて、関西で開催され、入賞者コンサートがあるコンクールを探しました。

■受賞の感想

素晴らしい賞をいただけて感激致しております。本当にありがとうございました。

■あなたにとって音楽とは

いつの間にかそばにいて、私と一緒に年を重ねてきた友達のような存在です。

心が通い合う日もあれば、けんかになる日もあります。

■コンクールのエピソード

課題曲がドントのカプリスだったのですが、昔習った曲だからと油断してしまっていて、舞台に出た途端、練習不足であることが急に怖くなりカチコチに固まってしまいました。

自由曲を弾き始めてからは、落ち着きを取り戻したのですが、反省と恐怖に満ちた数分間となりました。

本選で沈んだ分、決勝では気持ちが高ぶって心拍数が上がり、結果、とても良く弾けたと思います。

本当にスリリングな夜でした。

■今後チャレンジしたいこと

大変幸運なことに今年は小澤征爾音楽塾とN響アカデミーで勉強させていただけることになりました。

ソロだけでなく、室内楽やオーケストラにも力一杯取り組みたいと思っています。

◆賞歴

第62回全日本学生音楽コンクール大阪大会1位。

第18回神戸国際音楽コンクール最優秀賞及び兵庫県知事賞。

第10回セシリア国際音楽コンクール室内楽部門1位。

ウィーン国立音大夏期セミナーに受講費渡航費全額助成を受け参加。

桐朋学園大学内成績優秀者によ るStudents’ Concertに出演。

小澤征爾音楽塾生。N響アカデミー生。

現在久保田巧氏に師事。

室内楽を毛利伯郎、磯村和英、漆原啓子、山崎伸子の各氏に師事。

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3月 小澤征爾音楽塾オーケストラ
   ビゼー歌劇「カルメン」 京都、東京、愛知にて4公演

4月 第4回いかるが音楽コンクール受賞者披露演奏会

5月 スパークリングヴァイオリンズ2017
     桐朋学園室内楽演奏会

等に出演します。ぜひお越しください!